【支援活動】宮城県女川町での教育支援ボランティア
投稿日: 作成者: shinsai-pr

2011年8月30日(火)~9月1日(木)の3日間、神田外語大学の学生15名が、宮城県牡鹿郡女川町の女川運動公園で、教育ボランティアを行ないました。

特別レポート:
宮城県女川町「女川総合運動場仮設住宅集会所」での
教育支援ボランティア活動報告

宮城県牡鹿郡女川町女川浜字大原190
活動場所に着いてからまず初めに学生が行ったことは、子どもたちに学生の活動を伝えることでした。仮設住宅に集団下校してくる頃合を見計らって、通学路に立って子どもたちに声かけをしていきます。はじめは子どもたちも警戒して、なかなか学生のいる部屋の中に入ってきません。中に入った子も、お母さんにぴったりくっついています。でも学生が明るく元気に振舞う中で、自然と子どもたちは学生になついてきます。ABC Songが何回か繰り返されるうちに、学生の活動の場が次第に準備されてきました。

そうして子どもたちがなつきだすと、もう集会所の中は大騒ぎです。お姉さんお兄さんが大勢できた喜びからか、走り回るこどもたちを座らせ、いよいよ準備してきた英語を使った遊びを始めます。色で○×クイズをすると、子どもたちは積極的に色を答えてくれます。最後には、英語で「色おに」をしました。子どもたちは難しい色を言おうとするので、学生は色の英語を覚えるには良い方法だと感じたようです。また、単語を覚えるには、自分で考えて口にすることで初めて身につくという語学の基本を学生は実感することで、学ぶ側から教える側にたつ経験を積みました。

こうして、2日目、3日目と活動を続けていくと、昨日きてくれた子が友達を呼んで参加してくれるので、集会所の子どもたちが増えてきました。子どもたちはクイズに夢中になってくれるし、正解すると本当に喜んでくれるので、学生は子どもたちの笑顔をみてやりがいを感じました。子どもをもっと褒めることが大切と思った学生もいて、教えることの難しさを体験することにもなりました。

最終日には、子どもたちのサプライズが待っていました。駐車場から宿舎へと引き上げる学生のバスに見つからないように子どもたちは茂みに隠れていたのです。そしてバスが動き出すと学生を驚かそうと大きな声でお別れの見送りをしてくれたのです。現地で暮らす方の生活は非常に厳しいものがあります。しかし、仮設住宅に入られた方も、体育館の避難所で暮らす方も、そのような状況の中、学生が挨拶をすると、「ご苦労様です」と言ってくれました。このことは、学生に大きな勇気を与えてくれたと思います。我々を迎え入れてくれた女川町の方々、そして子どもたちに本当に感謝いたします。
(文:教務課 村田裕司)

【その他の教育支援ボランティア報告】
  ・千葉県:旭市(5月下旬~7月中旬/6名)
  ・宮城県:亘理町(8月9日~11日/16名)
  ・宮城県:東松島市(8月22日~26日/20名)
  ・宮城県:女川町(8月30日~9月1日/15名)
  ・宮城県:南三陸町(9月6日~9日/21名)
  ・福島県:三春町(9月5日~9月7日/6名)

参加学生のコメント(一部):

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